「肺腺がんです。」
去年4月、医者にそう告げられた時、「なぜ私が…」と頭が真っ白になりました。
家族にがんにかかった人はいない、
タバコも吸わない、
私がなぜ…?
私はシングル(独身)です。
これまで、非正規でも働いてきました。
私には、区外で一人暮らしをしている、
アルツハイマー型認知症の父がいます。
「私が動けなくなったら、父の面倒は誰がみるんだろう。」
私と父の「シングル」が、
それぞれの「孤立」につながっていることを意識した瞬間でした。
入院したのは、杉並区長選挙の真っ只中。
一緒に岸本さんを当選させようと活動してきた仲間を心配させるわけにはいかない、
と周りには告げずに手術に臨みました。
しかし、病室にひとりでいると、いろいろな不安が頭をよぎりました。
「私が介護に行けない今日、父はどうしているだろう」
「この不安は誰に相談すればいいのだろう」
「入院・手術や引っ越しの保証人は誰に頼めばいいのだろう」
「自分が介護を受けるようになったら、生活はどうすればいいのだろう」
がんになって、初めて「孤立」することが怖くなりました。
私たちはシングルでも生きていけます。
しかし「孤立」しては生きられません。
シングルでも孤立しないで生きられる杉並に。
たとえば、緊急時の行政サポート制度の創設を。
年齢や世帯に関係ない、家賃助成制度を。
だれも孤立しない、
人と人がつながる杉並区をつくっていきましょう。
そのために、あなたの声を私に届けさせてください。
これは編集画面用のサンプルです。
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